こんにちは、さんぺい(@3pei_tw)です
今回は若干アカデミックな内容です。えっ、全然らしくないって?
ほっとけw
Zabbixを更新しました
久しぶりにZabbixをみたらバージョンが新しくなっていたので適用させてみました。
現状)4.2.6
最新)4.4.1
ずいぶん離れてますが、ドキュメントを見る限り4.3系は存在しないように見え、Upgradeについても4.2.xが1個前のものになっていたようです。
参考までに公式ページの提供履歴からとった情報を載せておきます
ZABBIX 4.2.6 | 26 Aug 2019 |
---|---|
ZABBIX 4.4.0alpha3 | 18 Sep 2019 |
ZABBIX 4.2.7rc1 | 23 Sep 2019 |
ZABBIX 4.4.0beta1 | 27 Sep 2019 |
ZABBIX 4.2.7 | 2 Oct 2019 |
ZABBIX 4.4.0rc1 | 3 Oct 2019 |
ZABBIX 4.4.0 | 7 Oct 2019 |
ZABBIX 4.2.8rc1 | 21 Oct 2019 |
ZABBIX 4.4.1rc1 | 21 Oct 2019 |
ZABBIX 4.2.8 | 28 Oct 2019 |
ZABBIX 4.4.1 | 28 Oct 2019 |
ZABBIX 4.4.2rc1 | 19 Nov 2019 |
ZABBIX 4.4.2rc2 | 20 Nov 2019 |
8/26に4.2.6が出て、10/28に4.4.1が出ています。
相変わらずのリリーススピードの速さですね。
ZABBIX4.4とは
正直使ってみての大きな変更点はないんですが、公式発表からいくつか拾った特徴を並べてみます
①Go言語で書かれたZabbix_agent2
②TimescaleDBのサポート
③高度な視覚化オプション
①Go言語で書かれたZabbix_agent2
→監視される側(クライアント)にインストールするソフトウェアも更新されたそうです。Go言語というのはGoogleから出ている比較的新しいプログラミング言語(⇒Wiki)。
旧バージョンも引き続きサポートするということなので、サーバ側のバージョンを変えても見えなくなるなどの問題は出ないようですが、揃えておきましょう。Windows用も出ていました。
なおインストーラーにagent2などと書かれているのではなく、あくまでサイト上での差別化の意味で使われている言葉のようです。
参考:最新のエージェントファイルのバージョン情報)
# /usr/sbin/zabbix_agentd -V
zabbix_agentd (daemon) (Zabbix) 4.4.1
Revision 8870606e6a 28 October 2019, compilation time: Oct 28 2019 13:54:38
Copyright (C) 2019 Zabbix SIA
License GPLv2+: GNU GPL version 2 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it according to
the license. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
This product includes software developed by the OpenSSL Project
for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/).
Compiled with OpenSSL 1.0.1e-fips 11 Feb 2013
Running with OpenSSL 1.0.1e-fips 11 Feb 2013
②TimescaleDBのサポート
→OracleやMySQLと並んで紹介されることの多いリレーショナルデータベースの1つ、PostgreSQLの拡張版だそうです。なんでも時系列の処理に強いとか。
③高度な視覚化オプション
→状態を表す色が増えた模様です。使ってないけどw
作業手順
↑を参考にして恐ろしく丁寧に作業しました。
①動いていればZABBIXを止めます
systemctl stop zabbix-server
②バックアップします
mkdir /opt/zabbix-backup/
cp /etc/zabbix/zabbix_server.conf /opt/zabbix-backup/
cp /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf /opt/zabbix-backup/
cp -R /usr/share/zabbix/ /opt/zabbix-backup/
cp -R /usr/share/doc/zabbix-* /opt/zabbix-backup/
③yumの履歴を消してきれいにします
yum clean all
④ファイルを落としてきます
rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.4/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.4-1.el7.noarch.rpm
⑤バージョンアップします
yum upgrade zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-agent zabbix-web-japanese zabbix-web
⑥起動させます
systemctl start zabbix-server
systemctl start zabbix-agent
グラフの注釈、バージョンが4.4.1になっていれば完了。お疲れ様でした。